2017年8月31日木曜日

大学院進学、博士号をとってよかったこと。

少し時期が外れてるかもしれないけど、

大学院進学、とくに博士課程進学のことについて。

大学院をやめました とか

博士にまでなったのに、なぜ報われないのか

いろいろネガティブな意見が出てくる
というか博士課程のサジェストが やめたい ってどういうことよ笑




だけど、自分としては博士号をとってよかったと思うことはある。
その理由を書こうと思う。

よかったことその1. 博士号を持っているということで大学の先生、企業からの目が変わる。

とくに研究職を目指す人にとっては大きな違いではないかと思います。
修士号を持っているときに会社勤めをしたことがないので実際にどのくらい違うかと言われると謝る用意はありますが...

さて、そもそも博士号という人はどういう人のことでしょうか?

論文が読めること?実験ができること?
わたしは「課題解決能力」だと思っています。
つまり、
いまある「課題」はなんなのか
それを「解決」するにはどうすればよいのか
それを実行できる「能力」
ということです。

価値ある博士号取得者に必要なのは「問題解決力」以上
大隅典子先生がすでに同じことを述べてらっしゃいました。

博士号を持っている人というのは、「課題解決能力」がある人のこと(と世間からは思われている)
これはどんなところに行っても共通して活かせる能力です。
そこが評価される部分と思います。

よかったことその2. 自分の興味ある分野だけじゃなくていろんなことに対しての視野が広がる

これは博士号をとりたいと思う人に持っておいて欲しい気質というか少しずつこうなっていったというか...

学士1年 + 修士2年 + 博士3年 = 計6年
も大学にいたら、学内のセミナーで発表する機会や分野が少し違う人や全然違う人の発表を聞く機会があったり、
いろいろな学会に行く機会があると思います。

セミナーや学会に行って話を聞くと、ヒト(あるいはマウス、ショウジョウバエ、微生物)にしか興味なかったけど、ほかの生物や分野もおもしろいじゃん!ということになります。

そういう考えになったのは、やはり大学院に在籍して、勉強したからです。

勉強していくと「自分が知っている範囲、知らない範囲」がわかるのと
知らない範囲のことを知っていくのがおもしろいんです。

そういう「知る喜び」を知れたことはとてもよいことだと思っています。

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