2018年7月31日火曜日

【読んだ本】 WORK RULES!

読んだ本メモ
WORK RULES!



この本はGoogleの人事責任者の方が書いた、グーグルの採用や育成、評価に関する本です。

良い人を採用するためにどうしているか
良い人を育てるためにどうしているか
良い人を活かすためにどうしているか 
ということが書いてあります

1つ印象に残ったのが面接時の評価から職務能力をどのくらい予想できるか?
という研究で
筆跡による能力解析は社員の職務能力の0.04%しか説明できないということ!
(4%の誤植かと思って元の論文を見てみたら、本当に0.04%だった笑)
履歴書を手書きで書かせてアレコレ言ってる人が知ったらどう思うのでしょうね。

またGoogleでは社内勉強会(G2G, グーグラートゥグーグラー)というものがあって、
社内の人に講師を頼んで、専門的なことから娯楽までいろいろ教えているそうです。
業務に関係ないことでも教えあえる環境ってすばらしいなぁと思います。

全体的に言うと、
・データや研究をもとに決める
・試すために全員ではなく、一部の人に試してみて反応をみる
ということで一貫していて、常にいろいろ考え、改善していくところが強みなんだろうなと。
またGoogleの全部をマネできないけど、一部はマネできるし、できることはあるんじゃないかなと。



2018年7月29日日曜日

【読んだ本】リスク・リテラシーが身につく統計的思考法

 リスク・リテラシーが身につく統計的思考法



この本で最初に出てくるのが、HIV検査のこと
もし、あなたがHIV検査を受けたとして陽性という結果が出たときに、
それが「本当に」陽性である確率はどれくらいでしょうか?

このような確率に関して、みんなわかっているのか?わかりやすく考えるには?
というのがこの本のテーマ。

確率のことはわかりにくいことが多いです。本に書いてある例ですが、

大腸がんの便潜血テストで、受診者ががんである確率は0.3%です。
受診者が大腸がんであれば、検査結果は50%の確率で陽性になります。
大腸がん出ない場合、それでも検査結果が陽性になる確率は3%です。
さて。ある受診者が検査結果、陽性となりました。
この場合、実際に大腸がんである確率はどれくらいでしょうか。

 24人の医者に聞いたところ、大部分の人が間違え、一番多い回答は50%だったそうです(しかも数値も1%〜90%までバラバラ)

でもこれを

1万人に30人が大腸がんにかかります。
この30人のうち、15人は便潜血テストで陽性になります。
大腸がんではない、9770人のうち300人は便潜血テストの結果が陽性になります。
さて。ある受診者が検査結果、陽性となりました。
この場合、実際に大腸がんである確率はどれくらいでしょうか。

同じことですが別の24人の医者に聞くと、 1〜10%というバラツキに収まり、多くの人が正解(か正解に近い値)を出せたそうです。
確率ではなく自然頻度で伝える、そうするとわかりやすくなりますねとおわかりいただけたと思います
(自然頻度なら、陽性とでた15人 + 300人のうち、本当の陽性は15人...なので4.8%)

全体的な感想としては
・ちゃんと理解してもらった上で、説明するのは想像以上に難しい(別の解釈をされているかも...)
・説明がちゃんとされない理由は教育上の問題以外のこともある(金銭的なこと、時間的なこと... etc)

まずは○%低下とか言われたときに、それはなんの数字に基づくものか?って考えることから始めます






2018年7月28日土曜日

Progateやってみたのでメモ

Pythonの勉強は基本的に書籍を読みながら勉強してたのだけれど、プログラミングが勉強できるProgateというのがいいよという記事やツイートがあったので試してみたので、メモ

ちなみにProgateを知ったきっかけの記事はこちら
【保存版】Pythonでデータサイエンスするための全体像と、必要な学習項目を初心者向けにまとめてみたよ! 

 でもって、Progateはこちら
プログラミングは素晴らしい力です。やらないのはもったいない。
悩んでいるなら、Progateでやってみよう。無料で始められる、初心者向け学習サイト。

https://prog-8.com/

メールアドレスで簡単に登録できるので、早速登録してみる。

Pythonを勉強しようと思っていたけど、ほかにも
Command LineやGitやSQLなんかもあって、役に立ちそう

で、早速やってみると
まず最初に説明のスライドが入ります。
Pythonの変数について説明がありますが、こんな感じでデータ型などについても説明がされます


それで1つのレッスンの説明が終わると


演習、ということでレッスンの内容を実際にコードを書いて復習します。

そのコードが正しいものであれば、つぎのレッスンにいけるようになります
経験値?なるものがあるらしくて、レベルもあがっていきます
ただレベルがあがったらどうなるのかはわからない...


とりあえず1レッスンやってみての感想

最終的なゴールの成果物が最初に示される
でもいっきにやるわけじゃなくて、少しずつ進んでいく
わりと説明もわかりやすいし、よさげ

なのでいくつかやっていこうと思います






【読んだ本】失敗の本質 日本軍の組織論的研究

毎日更新した方がいいよってヒカキンさんが言ってるってのをRTして、
 ブログを書け...!!的なプレッシャーを感じた気がしたので少しずつでも書いていこうと思います。

まず読んだ本のメモということで。
 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)



第二次世界大戦で日本は負けました。
負けた要因って考えると、資源がどうの...って話になるけど
それ以外の組織的な要因とかってどうなってんの??
というのがこの本のターゲット。

 ...でいろいろなところでの失敗をみていくのだけれど
戦略の目的が不明確(明確でないし、部下にちゃんと伝わってない)
戦略オプションが狭い(要は失敗したときの代替策がない)
学習が弱い(時代が変わったのに過去のことに固執する)
 ...というあたりでもうなんか現在の組織にも当てはまりませんか...?
という感じでつらい。

とはいえ、べつになにからなにまで悪かった。というわけではなくて、
うまく行ってたことをやるのはよかった とか
末端の兵士は優秀だった(でも指揮官は...) とか
あります。

ただ同じことをやり続けてうまくいく時代だったらよかったけど
時代が変わったとき(対艦巨砲主義から航空機時代)にうまく適応できなかったということかなと。
いまの変化が大きな時代に組織は適応できるのだろうか...と思いました。