Twitterでやたら卒論の話が出ていたので急いで自分の考えをまとめてみました。
最低限確認するべきこと、やっておいた方がいいこと5つ。
こうならないために...笑
やるべきこと5つ。
1. 提出日、様式を確認すること
2. 実験データ、論文原稿のバックアップをとること
3. 実験ノートを見返し、必要な情報を集めること
4. 締め切り前の先生の予定を確認すること
5. 予防接種を受けること、風邪対策をすること
それぞれについて説明します。
1. 提出日、様式を確認すること
これは非常に大事です。
スケジュールを立てるのに必要ですし、先生に見せたときに「いつが締め切り?」と聞かれて把握していないと先生も困ってしまいます。
提出日を確認するときは、日にちだけでなく、締め切りの時間も確認しておきましょう。
月曜日の17時までが締め切り... と思っていて、実はその日の12時までだった...なんてことのないように。
様式については、書いて印刷して出せばいいんでしょ?とか思っている人は気をつけましょう。
もちろん用紙サイズやフォントサイズ...なども大切ではありますが、それ以上に大事なのが
どのような形式で出せばよいのか
ということです
ただ印刷したものをホッチキス留めで出せばいいのか?
パンチで穴をあけてファイルに綴じて出せばいいのか?
簡単にでも製本した状態で出せばいいのか?
またそれを何部つくって、なにといっしょに提出するのか?
も確認しましょう。
もしかしたらこれで審査をお願いします、という書類が必要でハンコがいるかもしれません。そんなときにハンコがなくて...とかだと目も当てられません
最後に大事なことですが、
これらの規定を事務など、しっかりしたところに確認すること
です。
友人に聞いたとしても、勘違いしてることとかありますから!
2. 実験データ、論文原稿のバックアップをとること
パソコンは壊れるものです。
おそらく使っているパソコンは入学したときに買ったものだと思います。
4年ほど使っていれば多少の故障も起きます。
卒論提出前にHDDが壊れて、卒論も実験データもなくなりました... とかは目もあてられません。
バックアップは2重3重にとるようにしましょう。
個人的オススメは
1. 研究室に共用であるPC
2. 自分で用意した(PCとは別の)HDD
3. クラウドサービスのストレージ
の3つにバックアップをとることです。
実験データは引き継ぎのため、保存しなくてはいけないものなので研究室のPCにも保存しましょう
生データとある程度前処理をしたデータ両方ともとっておきましょう。
論文の原稿はバージョン管理をして、日付つきで保存しておきましょう。
いつの原稿を先生に見せたのか、それを含めて管理できると良いと思います。
3. 実験ノートを見返し、必要な情報を集めること
論文には当然、Material and Method の項目があります。
それを書くには、実験のやり方を振り返る必要があります。
例えば分子生物学でよく使うPCRで言えば
遺伝子Aを以下の条件でPCRした... というような記述になると思いますが、
プライマーの配列は?
反応温度の条件は?
使った酵素の名前とメーカーは?
PCRに使用したサーマルサイクラーの名前とメーカーは?
と確認するべきことがいくつかあります。
自分がそうでしたが、4年生始めの頃の実験ノートの書き方がアレだったので 笑
できるだけ早めに確認しておいた方が良いと思いますよ。
4. 締め切り前の先生の予定を確認すること
あなたが卒論を見てもらいたい、と思っているときは当然他の人も見てもらいたいときですし
先生たちもずっと卒論にかかりきりになれるわけじゃありません
見てもらおうと思ったら、他の人の卒論練習をしていた...とか実は出張で1週間くらいいないなんてことにならないようにできるだけ確認しておき、
先生と都合が合わないようなら、どうするかを相談しておきましょう(例えばメールでやりとりするってことも可能ですし)
5. 予防接種を受けること、風邪対策をすること
意外に思われるかもしれませんが大事です!
もしあなたが卒論締め切り1ヶ月前あるいは1週間前にインフルエンザにかかったら...
インフルエンザで倒れてしまうなんてことがないように予防接種はしておきましょう。
予防接種をしていてもかかってしまうこともありますが、予防接種には重症化を防ぐ効果もあるそうですから無駄にはならないと思います。
あとは風邪対策をすること!
風邪のひき始めには、周りに広げないためにもマスクをしましょう
乾燥するとよくないので、適度な湿度を保ちましょう
十分な休養と栄養をとりましょう
とくに卒論前になると、実験をしたり、論文を書いたりで夜遅くなったりコンビニ食が増えたりすると思います。
実験も大事かもしれませんが、それ以上にしっかりと休むことが大事ですよ!
最後に。
卒論を仕上げるのはとても大変なことだとは思います。
でも1年やってきた実験としっかり向き合って、考えるということはものすごい糧になります。
人によってはポジティブな実験結果が出なかったかもしれません。
でも卒論で見ていることは「ポジティブな実験結果」ではなく、「論理的に物事を考えているかどうか」 だと思っています。
実験結果に一喜一憂することなくがんばって!
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