2017年11月26日日曜日

研究室を選ぶときに考えること〜学部生編〜

たぶんもう少しすると、学部3年生が来年配属の研究室を選ぶ時期になるのかな
と思ったのでこの記事を書きました。(もし遅かったらどうしよう...)


たぶんこういう記事っていろんな人が書いているので、参考程度にしてもらえれば幸いです。

ただ思っていることが1つあって、それは
その記事って大学院進学、それも博士号まで視野に入ってる人向けっぽくない?
ということ

ある程度は仕方ないのかもしれませんがどうしてもそう思えてしまうのです
なので今回は自分が学部卒、修士卒まで...という場合にどうやって研究室を選ぶかなと考えて書いてみました。
とりあえずまずは学部生編。

一般的なことは自分の実体験とか含めて、こういう研究室の方がいい。こういう研究室はダメ 。というのを書いてみました。

一般的なこと(関係なくチェックしたほうがいいと思うこと)

重要だと思う順に5つ並べてみました。

1. 先生との人柄、相性
2. 研究室にいる時間と時間帯
3. 就活、院試の時期について
4. 研究テーマの選び方、実験の進め方
5. 研究室の実験報告の形式

1つずつ解説していきます

1. 先生との人柄、相性
正直、この人って人格的に問題あるよなぁという人もなかにはいます
セクハラパワハラの類は論外にしても、
怒りっぽい先生、無口な先生、よく喋る先生、お酒が好きな先生、きらいな先生
いろいろいます。
こういう人は嫌だな... と思うようなタイプの先生のところは避けた方がよいです

それと大学内であの先生って実は...みたいなウワサってよくあると思いますが、当たっていることもありますが、あてにならないこともあります
情報収集をすること自体は悪いことではありませんが、ウワサにはウソも混じっていることもあります
きっちりとした情報を得るためにも、できれば実際に研究室にいる先輩に話を聞いておいたほうがよいです
研究室の学生・院生に話を聞くのは大事ですよ!

2. 研究室にいる時間と時間帯
研究室にはほんといろんなスタイルがあります、それは時間に関しても言えます。
研究室にいついてもやることやれば関係ありません というひともいれば、
きっちり決まった時間に研究室にいてほしい というひともいます。
あとは土日に来いっていう研究室もあったりします。

個々人にいろいろな事情がありますから、自分にあったところを選ぶのは大事だと思います。例えばバイトをしなきゃいけないとか家が遠いとか...
というか雇用関係もなんもないのに土日まで来い!みたいなスタイルに従う必要はまったくないと個人的には思います

ただ、いついても構わないという研究室でも、4年生の実験に慣れてないうちは先生や先輩がいる時間帯に実験することをオススメします
もちろん大学院生でも誰かいる時間帯に実験することをオススメします
理由としては夜間に1人で実験すると万が一、実験機器のトラブルや怪我するような事故があったときに対処できないということがあげられます
実験機器くらいならまだ替えが効くと思いますが、怪我は取り返しがつかないこともあるので本当に気をつけてください。

あとは夜型で昼夜逆転みたいな状態だとしたら、社会に出ることも考えて少しでも昼型にシフトするのをオススメします(笑)
 
3. 就活、院試の時期について
たいていの人は就活あるいは大学院入試に数ヶ月はかかると思いますし、いろいろと準備もする必要があります。
その間、まったく研究室に来ないというのもどうかとは思いますが、
就活、院試のときも毎日実験しろ、勉強は後回しというのもどうかと思います。

というわけでそのへんの就活・院試に対する研究室のスタンスは確認しておいたほうがいいと思います

4. 研究テーマの選び方、実験の進め方
研究テーマをどういう風に選ぶのかは研究室次第です。
自分が在籍していた研究室は、4年生であっても1人1テーマで実験を進めるというスタイルでしたが
周りの話を聞いていたら、4年生は先輩の実験を手伝う...みたいな研究室もあると聞きました。

1人1テーマの方がよかったりするのかなとも思いますが、
一方で実験の進み具合によっては1年間ずっとPCRだけ...みたいなことになったりします。
でも学部で卒業して就職する人がPCRだけやってましたってなってもそんなに問題ではないのでは...とも思ったりします。
実験技術を学ぶこと自体よりも、実験結果から考察をしっかりすること、事実に基づいて話をすることを学ぶことのほうが大事じゃないかなと思っています。

5. 研究室の実験報告の形式
研究の進め方として、
実験結果について毎日議論して進めたい というひともいれば
ある程度放任主義でまとまってから議論する というひともいます

個人的には、放任主義より毎日(でなくても定期的に)進捗や方針について話せる研究室の方が良いと思います。
はじめのうちは、右も左もわからないでしょうし、変な方向で実験を進めてしまう前に軌道修正できたほうがいいです。

研究室で実験の進捗について報告するゼミもあると思いますが、
可能なら1度見に行ってみると良いと思います。
もし、誰かが実験に失敗して進まなくて...みたいな発表だったらある意味チャンスです。
先生や先輩がどういう対応をするか観察しましょう。

もし実験が足りないとか勉強不足だとか叱責するだけのようなら、危ない研究室の可能性が高いです
アレは確かめた?そういうときはこういう対策が...というような今後のアドバイスがあるようなら、たぶん大丈夫だと思います。

まとめ
書いてて思ったんですが...
「研究室ごとにスタイル違うし、好みの問題」ってことになってね...?
役立つのかこれ...

とりあえずちゃんと研究室見学は行って、先生だけじゃなく所属する学生院生にも話を聞きましょう!気になることがあるならなおさら!

0 件のコメント:

コメントを投稿